「カップヌードルミュージアム」視察研修

 6月13日、貴重な梅雨の晴れ間に恵まれ、大阪府池田市にあるカップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)へ視察研修に出かけました。申し込み者が多く抽選となり、定員いっぱいの46名の参加者でした。
 到着後すぐに、おそろいのエプロンとひよこちゃんのバンダナに身を包み、チキンラーメンを作りました。朝ドラ「まんぷく」の万平さんと福ちゃんの奮闘を思い出しながら、生地作り・麺作り・味付け・揚げる・袋詰めの工程をし、その合間に袋の絵も描きました。ごま油の香ばしい香りが漂い、揚げたてのかけらもおいしく、楽しい時間を過ごすことができました。海外からの見学者が多くいたことは、それだけ、カップヌードルが「世界食」になっているということだと改めて実感しました。
「クリエイティブな発想」と「最後まであきらめない執念」を生涯つらぬいた安藤百福さん。第1の発明「チキンラーメン」も、第2の発明「カップヌードル」も、わたしたちの食生活の中で、なくてはならないものになっています。そして、第3の発明「スペース・ラム」は、宇宙食として宇宙飛行士の仕事を支えているそうです。
 ミュージアムのシンボルマークを、館内あちこちで目にしました。それは、百福さんの3つの発明と、新しいものを発明するためのエネルギーや情熱を表しているのではないかと思いました。わたしたちひとりひとりの生活をよりよくするための「!」を大切にしていきたいと思いました。

 午後からは、アサヒビールの吹田工場へ。「はやっ!!」「人はどこ!?」・・・驚きの連続でした。
何列にもなったビール缶が、目にも留まらぬ速さでコンベアーの上を過ぎ去っていきました。「今のビールの銘柄は何だったのかなあ?」
 また、甲子園球場4個分の工場には、190人の人が働いていると聞きましたが、広い工場内に、人影はまばら。ビール製造の主な担い手は、ロボットでした。「190人の人は、どこに?」
 工場の様子は、わたしがイメージしていたそれとは随分様変わりしているのだなあと感じながら見学を終えました。

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