恵美須神社 「初ゑびす」
2022/01/22
令和4年1月19日(水)20日(木)、上野恵美須町の恵美須神社で初ゑびす大祭が行われました。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で中止でしたので、2年ぶりの開催となりました。
恵美須神社の起りは遠く室町時代の永禄年間(1558~1569)に当時有名な教然大徳師が上野の南郊に展がる蓮池のほとりに社殿を造り蛭子像を祀ったのが恵美須神社の始まりでありまして、その後宝歴7年の記録には「恵美須神社ご縁日桃灯五ツ片側へ打候事」とありますように、蛭子宮は縁日で賑わい境内では種々の催し物が興行化されて今日の恵美須祭りとなり、近郷の崇敬を集めるようになったのであります。
そもそも祭神恵美須大神は、所謂「福徳の神」で“美しき恵みを須つ“との言葉通り 商売繁盛 五穀豊穣 富貴招福 の神として新年に当り向う1年祈念するお祭りを「初ゑびす」と申し昔から、宵宮祭 1月19日 本宮祭 1月20日
尚年の終りに過ぎし1年間の安全無事を神にお礼申し上げる祭りを「仕舞ゑびす」と呼び11月20日に執行しています。
(招福米 配布袋 記載事項 引用)
19日の宵宮は、朝から晴天にも恵まれ、皆さん2年間大事に飾っていただいた福笹や熊手をお持ちいただき商売繫盛・五穀豊穣を願って、縁起物を購入されていました。また、午後4時からは初えびす宵宮祭が行われました。
20日の大祭は、雪が舞う寒い日となりました。午前10時からの初ゑびす大祭が滞りなく終了し、縁起物を求める方で賑わいました。
また、両日とも恵美須町女性部会のバザーが行われ、みのせんべいや蛤などが販売されました。
来年は、コロナが収束し、初ゑびすが更に賑やかに開催できることを願っています。