「名張地区まちづくり推進協議会」 視察研修
平成30年7月27日(金)南部ときめき部会と運営委員会のメンバーで「名張地区まちづくり推進協議会」へ先進地視察に出かけました。
伊賀鉄道茅町駅から名張まで電車を利用し、名張駅からは名張地区まちづくり推進協議会の事務局がある名張公民館まで酷暑の中、徒歩で向かいました。アーしんど!
名張地区まちづくり推進協議会の活動の基本目標である「名張の原風景と人情が息づく魅力あるまち」で将来の地域の方針として
①地域文化や歴史資源を活かしたまちづくり
名張地区には、初瀬街道沿いを中心に多くの風情を感じさせるまちなみが残っていて、歴史的文化資源も点在することから、これらを活かしたまちづくりを進める。
②豊かな自然を大切にし散策したくなるまちづくり
名張地区には、まちなかを簗瀬水路が流れ、外周には名張川と田園が広がり、さらに山々に囲まれ、水と緑に恵まれた自然環境にあり、水辺を感じながら生活している名張らしい風景を大切にしていくまちづくりを進める。
③活気あふれた賑わいのあるまちづくり
かつて宿場町であり、名張の商業の中心地であった頃のような活気をまちに取り戻すため、多くの人が訪れ、そして、また来たくなるような魅力のあるまちづくりを進める。
④人と人とが支えあい楽しく暮らせるまちづくり
人と人とが支えあい楽しく暮らせるまちづくりを実現するためには、当協議会を中心に地域・行政・企業・各ボランティア団体と連携し、福祉・教育・健康スポーツ・防災等に関わる諸活動が継続・発展する取り組みを進める。
⑤若人に夢と希望を与えるまちづくり
社会の成熟化が進むなか、多様化、高度化する市民ニーズに応えるまちづくりが求められます。まちづくりの究極の目標は充実した市民生活の現実にあり、そのためには、市民生活の舞台となる物的な環境整備とともに、市民が集い交流するきっかけ仕組づくり、若者の将来を考えるまちづくりを進める。
⑥安心して暮らせる安全な町、災害に強いまちづくり
以上、地域ビジョンとして説明を受けました。
地域が一丸となり、名張地区まちづくり推進協議会との連携ですばらしい組織づくりの勉強となりました。
昼食は、ワンデーシェフシステム導入し運営をしている旧細川邸 やなせ宿(名張まちなか観光交流施設)でいただきました。
午後からは、名張藤堂家邸、ひやわい、乱歩生誕地碑広場、一の鳥居などボランティアガイドさんの案内で街中散策をし、はなびし庵(すみだ酒店)様で名張歴史影絵の鑑賞をしました。
地域ビジョン実現のためには、実施できる人材の確保と育成、「新しい公」を担える組織づくりであるが、急速に進む高齢化の地域では困難な課題であります。地域内外を問わず、多様な団体との連携が必要であり各々の団体が力強い地域づくり貢献ができるよう事業提案や事業支援を積極的に行うことが課題と考えます。
酷暑の中でしたが、充実した1日となり、南部ときめき部会の今後に生かしていきたいです。