地域安全部会「防災備蓄品点検&救急救命講習会」

2024/05/27

5月26日(日)9時から防災備蓄品点検、10時から伊賀市消防本部管理課訓練指導係の3名を講師に救急救命講習会を実施しました。
上野南部地区住民自治協議会では、年3回防災備蓄品点検を地域安全部会員を中心に実施しています。今年度第1回目の実施となるときに併せて、市役所と自治協が連携していく体制作りで地域連携部上野支所の職員と災害時派遣される配備職員も本日の防災訓練に参加していただきました。
先ずはじめに、地域連携部上野支所の職員が今回の趣旨を説明していただき、防災備蓄品点検へと進めていきました。
前回1月の点検時からの変更点がないかを点検表を元に確認していきました。
変更品や置き場所の変更などいくつかの箇所が見つかり、今回の変更点は、また表示場所に再掲示し、関係者に配布。誰もが見てわかるように表示して、次回の点検に繋げていきたいと思います。
今回は、女性陣も発電機の起動訓練を行いました。

10時からは、応急手当講習会を伊賀市消防本部管理課訓練指導係の3名により開催しました。
まずはDVDでみなさんは、目の前で倒れた人がいたら、「大丈夫ですか?」と声をかける事ができるのでしょうか?心肺停止になった場合、命に助かる可能性は、約10分の間に急激に少なくなります。しかし、119番通報してから救急車が到着するまで、全国平均で9分かかります。もし、何もせずに救急車の到着を待っていたら、助かる命も助けられなくなります。とのお話から、応急手当と救命処置(もし人が倒れたら?)の講義と実地体験をしました。
なかなか勇気を出して、まわりの人と協力して応急手当を行う事は大変な事ではありますが、傷病者の命を救い、社会復帰に導くために必要な一連の行いを「救命の連鎖」というそうです。
心停止の予防→早期認識と通報→一次救命処置(心肺蘇生とAED)→二次救命処置と心拍再開後の集中治療

胸骨圧迫の行い方、AEDの使い方は実地をしながら、教えていただきました。
胸骨圧迫は、30回を繰り返しながら、AED到着まで繰り返して行う事ですが、かなり息があがるくらいしんどいと参加者からの声が上がっていました。
AED到着後は、心電図解析の指示に従います。
心肺蘇生法の再開(約2分間)→AED解析→ショック(ショックなし)→心肺蘇生法の再開を繰り返します
胸骨圧迫は、【強く・速く・絶え間なく】
AEDの使用は、音声メッセージに従がってください。
傷病者が目を開けたり、普段通りの呼吸が出現した場合でも、AED電極パッドは電源を入れたまま救急車を待ちましょう。とのことでした。

本日参加20人の地域安全部員は、熱心に質問をされ有意義な講習となりました。
また、各町の自主防災会でもこのような講習会を開いていけたらと自治会長さんからのお言葉もいただきました。

 

 

 

 

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