環境・美化部会視察研修
平成29年8月6日(日)に環境・美化部会の視察研修「四日市の公害を環境の視点で考えよう」が行われました。
まず、そらんぽ四日市3階の博物館の常設展「時空街道」を見学。弥生時代の竪穴式住居から室町時代の四日の市、江戸時代の四日市宿の様子が原寸大で再現されていてまるでその時代にタイムスリップしたようでした。
次に、2階にある「四日市公害と環境未来館」へ。映像と語り部の話を聞き公害について学びました。
戦後の高度経済成長期の日本では経済優先で各地で次々と住宅地に隣接して工場等が建設され、その周辺では「公害」に悩まされるようになりました。四日市では大気汚染によって多くの人が喘息にかかり、大きな犠牲を払いました。
全国に先駆けて四日市では汚染企業を相手に裁判を起こし勝訴。その後の各地の公害問題の解決への先駆けとなりました。また、公害被害者に対する医療費救済制度や排ガス規制などの対策も実施しました。
そして、官民一体となって環境改善に取り組んだ結果、今は良好な環境が保たれているそうです。
昼食後、5階にあるプラネタリウムで満天の星空を見て、行方不明になりながらも2010年6月に地球へ帰還した「はやぶさ」。そして、2018年に小惑星リュウグウに到着予定の「はやぶさ2」のミッションについての解説と投映を楽しみました。