ときめき部会 『上野南部地区の歴史と文化』勉強会
2022/06/18
11月27日(土)午後2時から、コロナ禍の事もあり、自治協の役員のみを対象にいがうえの語り部の会 炊さん(上野南部地区在住)を講師に招き『上野南部地区の歴史と文化』の冊子をもとにお話をいただき勉強会を行いました。
勉強会に先駆けて、冊子が完成するまでの流れを冊子編集、監修を行った元上野南部地区市民センター職員から説明がありました。
上野南部地区住民自治協議会は平成17年4月26日に設立され、自治協の事業推進の為、まちづくり計画書を作成し活動してきました。当初は、教育文化部会の事業として、「地域内文化遺跡、旧跡調査事業として位置付けられ、上野南部地域の文化遺跡、旧跡、神社、寺院の歴史を認識し誇りを持てる生活をする」という内容で計画されていましたが、上野南部地域の文化遺跡等のいわれや経緯については、資料としてはほとんど記録等がなく、全くの手つかずの状態が続いていました。
平成29年に上野南部地区の民生委員さんが、地区の文化遺跡などをめぐる散策事業を計画してくれました。散策時に使用する資料として調べていくうちに事業計画を進めて行けないかと考えました。まずそこで、地域をよく知るお年寄りへの聞き取りや伊賀市史等の書物を参考に資料作りに取り掛かりましたが、永らく住んでいても、知っているようで知らないことがたくさんありました。それを期に機運も高まり、上野南部自治協のHPの「ええとこ便り」や「自治協だより」で紹介してきました。
平成30年には、ときめき部会が自治協の部会として設けられ、平成31年「キラっと輝け!地域応援補助金」を活用し記録を冊子にして発行する事になり、急ピッチで製作に取りかかりました。
令和元年11月に補助金を活用し『上野南部地区の歴史と文化』と名づけた冊子と『上野南部地区散策マップ』を各1000部発行する運びとなりました。この冊子は、国立国会図書館をはじめ、三重県立図書館、伊賀・甲賀・月ヶ瀬・山添・南山城・笠置・亀山・名張の図書館に寄贈させていただきました。
現在、冊子は、上野南部地区市民センターにて300円で限定販売をしています。
また、住民の皆様を対象とした勉強会も企画予定ですので、その折にはご参加ください。