地域安全部会「防災備蓄品点検&地域防災計画作成に向けての講習会」
11月17日(日)9時から防災備蓄品点検、10時からは伊賀市防災危機対策局よりお二人の講師をお迎えし、災害時の通信アプリ(スマホの活用)伊賀市防災・情報アプリHAZARDON(ハザードン)の説明と、4班に分かれて地域防災計画に向けてのグループワークを行いました。
当日は、参加の21名の地域安全部会員を中心に防災備蓄点検を実施しました。
前回の点検時から変更点がないかを点検表を元に確認していきました。
変更品や置き場の変更、期限切れの備蓄品などがありましたので、表示場所に再掲示し誰もが見て分かるようにし、関係者に配布しました。
10時からは、伊賀市防災危機対策局の職員から、伊賀市防災・情報アプリHAZADON
(ハザードン)の説明をしていただきました。
伊賀市防災・情報アプリHAZADON(ハザードン)は避難所の開設状況、災害緊急情報、気象情報、地震情報、火災情報、行政情報、土砂災害や洪水、浸水害の危険度分布、停電状況の確認、自治協議会、自治会からのお知らせも確認する事ができます。
風水害や地震は日本のどこでも発生する可能性のある災害です。予測可能なことも多いため、伊賀市防災・情報アプリHAZARDON(ハザードン)や防災気象情報の入手などで災害緊急情報を確認し、対策を講じることで被害を軽減することが可能ですのでぜひ活用してほしいと思います。
引き続き4班に分かれて地域防災計画に向けてのグループワークを行いました。
地域の防災に対して問題点の洗出をするため、3つの課題を出され各班で意見をまとめリーダーが発表するという形をとりました。
1つ目の課題は「上野南部地区で予想される被害について」です。参加者からは地震で建物が倒壊、断水・停電、火災がおきる、食糧がない、大雨で浸水・・・などたくさんの意見が出ていました。
2つ目の課題は「もし被害が起こった時の不安な事」についてです。高齢者の避難や安否確認、ケガ人や持病のある人はどうする?ペットは?家族が集まれるか心配、治安が悪くなる、お風呂やトイレはどうするの?など本当にたくさんの意見がありました。
3つ目の課題は「その不安をなくすためにはどうすればいいか、何をしておくべきなのか」です。
家族と連絡手段の確認、日ごろから防災訓練をし意識付けをする、耐震の強化、各家庭での食料品・衛生面で必要な品物の確保、電気の確保、普段から車のガソリンを満タンにしておく、ご近所さんや一人暮らしの方の安否確認などたくさんの意見が集まり具体的な話が各班からたくさん発表されました。
グループワークでは参加者から出た意見を通して、他の参加者の知識を共有したりでき様々な気づきも得る事ができます。近隣住民や上野南部地区に集まる方同士で、想定災害や被害規模を共有することが大切だと思いました。
三重県でも大きな被害が予想されている南海トラフ地震をはじめとした大規模地震や風水害など、皆さんの命を脅かす災害はいつ発生してもおかしくない状況にあります。日ごろからの備えをし、いざという時にやるべきことをイメージしておきましょう!