生涯学習支援事業主催『特殊詐欺被害防止教室』開催

令和6年6月19日(月)10時から、伊賀警察署生活安全課係長 三上耕太郎さんを講師に迎え、特殊詐欺被害にあわないためにはどうすればよいのかとのお話を伺いました。
伊賀署管内でオレオレ詐欺が発生し、被害総額6,000万円をだまし取られた市民の話を伺いました。自分は騙されないと思っていても、巧みな話術で金銭等をだまし取られてしまうそうです。伊賀市役所住民課から、電話の受話器に取り付ける『録音チュー』を本日の参加者にプレゼントとして頂いたので、その使い方の説明も重ねてしていただきました。皆さん、取り付けてくださいね。
他の対策としては
・家にいる時も留守番電話の設定を
・自動通話録音警告機を無料貸出中(伊賀警察署)
・NTTによるナンバーディスプレイ、ナンバー・リクエストサービス無償化サービスを契約者が70歳以上である旨または70歳以上の方と同居している旨を申告いただければ利用可能とのことです。

次に、劇団『いが悪徳バスターズ』の皆さんが実話に基づいて特殊詐欺の手口を紹介する寸劇を見せていただきました。
最初の寸劇は、銀行員を名乗った犯人が「介護保険の還付金が戻ってくる」と言葉巧みに誘導し、携帯電話を通じてATM操作を指示し返還手続きと思わせて、実際にはお金を振り込ませてしまうという内容でした。
介護保険還付金の受け取りで金融機関から電話で手続きすることや、ATMでの手続きを求めることは一切ありません。

  

もう一つは、スマートフォンに身に覚えのないショートメールが届き、書かれていた番号に電話をかけると「半年前の有料サイトの利用料が未納となっているので、明日には訴訟の手続きをするが、今日中に支払えば裁判はしない」と時間をせかし、言われた通りにコンビニエンスストアで2万円の電子マネーカードを2枚購入してカード番号を教えてしまったという内容でした。裁判という言葉をちらつかせることで被害者の不安をあおる手口ですが、事業者、裁判所、法務省などが「未納料金などの支払い」の名目でコンビニエンスストアで電子マネーを購入させる事は絶対にありません。
最後に、
1.『俺や』と言ってきたら、生年月日や趣味など本人しかわからない内容を電話の相手に確認しましょう。
2.家族などに連絡をとり、事実を確認しましょう。
3.すぐにお金を渡さない、一人で悩まず知人や家族に相談しましょう。
と教えていただきました。

寸劇が終わった後は替え歌で「悪徳商法撃退の歌」と「ことわり音頭」を軽い運動をしながら参加者31名みんなでで歌いました。

  

特殊詐欺被害にあわないために詐欺の手口や対策を学ぶと同時に、迷惑電話防止機能付き電話機を設置したりして犯人からの電話をシャットアウトすることも必要です。

  

いが悪徳バスターズの7人の演者のみなさん、ありがとうございました。

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